こどもにはのびのびと、いっぱい遊んでいろんな経験値を上げて欲しい。
ともだちと一緒に、大人になっても思い出すような冒険をしたり。
こどもの時にしかできない、大人になってからはできない遊びがいっぱいあると思うんです。
ぼくもこどもの頃はいっぱい遊びました。
幼稚園の時自転車で地球の果てまで行ってやる!
と思って自転車で旅に出て途中で怖くなって帰ったり。
(今思えば当時の自宅から200mくらいの所までしか行ってない)
やたらでっかい木に登ったり、台風で増水した川を見に行ったり。
仲のいい友達だけで道路の下にある側溝に秘密地をつくって、みんなで宝物を
隠していたが、大雨で増水して全部流されてしまったり。
真冬に川で遊んでいて、友達全員川に落ちてずぶ濡れになり
凍えながら自転車で家に帰ったり。
今思い出しても楽しい思い出ばっかりです。
こどもは遊ぶのが仕事です。
そうやって思うこともあり、田舎で生活しています。
自然がいっぱいで車通りも少なく、近所の大人たちも
知っている人がほとんどなので、安心して遊びに行かせれます。
近所には公園もあるし、用水路でメダカをとったりカニをとったり。
長靴の中に水が入ってしまってビチャビチャ音をたてながら
走りまわるこどもたちは目が輝いています。
そういう風景を見たら安心します。
しかし!
遊びに行けないんです!
なぜか?
それは毎日宿題があるんです。
最近の小学生の宿題の多さにはビックリしています。
去年、子供が小学1年生の時から毎日宿題攻めです。
ぼくらが子供の頃(もう30年も前の話ですが)は
小学校から家に帰って、ランドセルを置いたら
『いってきま~す!』って言ってタッチアンドゴー方式で
あそびに行ってました。
宿題といえば、夏休みのあの過酷な宿題くらい。
今でも8月31日はちょっとドキドキします。(笑)
ちょっと話はそれましたが、
最近の小学生の宿題は毎日あるんです。
まじめに出来る子がやれば30分もかからず終わるでしょう。
でもうちの子はなかなかそれが出来ない。
帰ってきたらちゃんと宿題をする約束をしても
遊びに行って帰ってくると、集中できずに宿題が出来ないまま
鉛筆持って疲れて寝てる。
じゃあ翌日は宿題を終わらしてから遊びに行くようにすると
ぜんぜん宿題が進まず、遊びに行けない。
ぼくが仕事から帰ってくると、だいたいテーブルに
宿題を広げている状態。
わからない問題があるから教えてと言われれば教えます。
一緒に宿題をやることもありますが、自分でいろいろ考えて
出来るようになって欲しいので、こっちからはあまり言わないように。
我が家ではこどもは9時には寝るようにしています。
『宿題よりも、丈夫な体を作るために寝るほうが大事やから寝なさい。』
そう言って、宿題が終わって無くても寝させます。
もう宿題しなさいと言うのも、言われるのもお互いが
うんざりしてしまう感じ。
まだ小学校2年生ですよ。
宿題の量は「学年×10分」だそうです。
2年生だと20分かかる宿題が、毎日当然のように出されます。
6年生ともなると1時間分の宿題が日課になります。
平日は、毎日休まず学校に行って勉強して
宿題もらって帰ってきて、遊べず宿題する。
週末は、また多めの宿題をもらってきて悪戦苦闘する。
こんな自分の子供を見ていて最近思うんです。
これって毎日一生懸命働いてサービス残業で消耗している
ブラック企業のサラリーマンと同じじゃないですか?
近頃の学校教育というものに少し疑問を持ちますよね、これ。
何か学校が、サービス残業を不満とも感じない
サラリーマン育成所になっているような・・・。
この教育方針でこの国はこの先どうなっていくのか。
遊び方を知らない子供が多くなってしまうような気がして。
どんどんこどもが遊べるフィールドが狭くなっている気がして。
遊び心が無いおとなが増えていくような・・・。
せめてわが子には遊ぶ楽しさを知って欲しい。
まじめに集中して宿題をはやく終わらせて、
いっぱい遊べるようになったら良いなぁ~。
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