支柱が腐らないウッドフェンスをDIY!

こんにちは!

ヒデジィです!

家の周りに木の柵を作りたい、でも木製のフェンスは腐ってしまってメンテナンスが大変。

かといってアルミのフェンスは見た目がちょっと・・・。

という方必見!

お金をかけずに長持ちする木製フェンスを作ろうと、考えまくった結果のフェンスをご紹介!

DAY1

第1日目は支柱を建てて準備していきますよ~!

フェンスの基礎になるブロック積は2段積み

今回のフェンスは、お隣さんとの境界に作るのでフェンスの基礎になるブロック積は業者さんにお願いしました。

ブロック積は幅12cmのタイプを2段積みです。

フェンスの支柱を建てるので、1メートルおきにブロックの穴を埋めずにおいてもらいました。

ブロック積の費用はいろいろ聞いてみたところ、1m当たり1万円から1万3千円くらいでした。

ブロック積をきれいに仕上げてくれました!

工務店さんありがと~う!

ということで、さっそく始めてみましょう~

フェンスといえばまずは支柱選び!

まずは支柱の材料を悩みましたが、腐らず経済的ということでプラを選びました。

支柱はプラの角杭

木の支柱なら腐るし、鉄の支柱なら錆びるし、アルミの支柱は高い・・・。

いろいろ調べた結果、商品説明にプラ杭は切れるしネジも効くと書いてあったので、まずはチャレンジ!

プラ角杭の不安要素は

  • 本当にノコギリで切れるのか?
  • 本当にビスは効くのか?
  • 耐久性は?
  • 夏の暑い時期は大丈夫?
  • 中に芯みたいな物が入っている?

調べてみてもなかなか謎は解けず・・・。

ええい!買ってしまえ~!

何とかなるだろう魂でポチッと購入(笑)

これが・・・。

お、重い!!

さぁ開けてみましょうかと、作業台の上に載せようと肩で抱えるとひっくり返るんではないかと思うほど重い!

フラフラしながら作業台へ載せました。

それもそのはず、1本約3.5kgの8本梱包なので、重さは28kg!

運送屋さん!配達お疲れ様でした!

いつもありがとうございます!

まぁ僕の場合は、運ぶ前に梱包を解けば良いんですけどね(笑)

さぁ梱包を解こうとすると、梱包がバンド地獄

プラ杭が重いからか、梱包用の黄色いバンドがこれでもかと巻いてある。

何でこんなにバンドを巻いているのかはこの時は解らず、ひたすらバンドを切って梱包を解きました。

杭はこんな感じ。

長さは1.5mで60mm角。

    

    

横にロープを通す用?の穴が開いています。

思ったよりは柔らかい感じの杭でした。

なんと!ここでトラブル発生!

プラ杭を試しに建ててみましょうと、ブロックの穴に入れてみると。

あれ?

入らん!!

アカ~~ン!!

プラ杭の角が当たってブロックの穴に入らない・・・。

ちょっとだけ角が当たって入らない・・・。

ギリギリなのは分かってたんですよ。

穴の幅は確認してギリギリなのは分かっていたんですが・・・。

そうなんです、穴は四角じゃ無いんです・・・。

角が丸くなっているんですねぇ~・・・。

穴の幅は6.5センチあって、杭は6.0センチ。

ギリギリアウト!

何てこった!

・・・。

落ち込んでいてもしょうがない!

前進あるのみ!

杭を加工するというひと手間が増えました~!

プラ角杭を加工してみる

まずはブロック積の穴に建てるので、杭のとんがった部分を切っていきますよ。

電気丸のこを使用して切ってみます。

さすがにいつも木材を切るために使用している丸のこをプラ杭を切るためには使用したくないので、昔友人に「もう捨てるからあげる」と言われて貰って、ず~~と置いてあった丸のこを使用します。

思っていたよりすんなり切れました。

やっぱり木を切るよりは何と言うか、ねっちょりとした感覚の切れ味でしたね。

杭の先のとんがり君を切り落としたら、杭を建ててモルタルを隙間に入れて~

という予定でしたが、加工なしでは穴に入らないので加工していきます。

サンダーを用意して杭の角を面取りしていきます。

サンダーの刃は金属切断用の薄い物。

ブロックに差し込む部分の20センチだけ面取りします。

溶けたというか、切れたというか。

とりあえずは、面取り完了!

なかなかうまく出来ました!

やっと杭が支柱になりました!

支柱を建てる準備

プラ杭から出来た立派な支柱!

さっそく建てていきましょ~!

支柱を垂直に仮に固定

まず支柱を建てたら水平器で垂直になるように見ながら、キャンバー(三角に切った木)を使って固定していきます。

軽めに固定してから水平器で垂直に建てて、きっちり固定するのがコツです。

高さはブロック積の天端から1.2mに合わせます。

支柱の長さは1.4mでカットして、ブロックへの差込は20cm。

今回は柵の延長が23m弱あるので、他の支柱を建てる時に目安になる糸が張れるように、両端と真ん中に3本キッチリ建てます。

支柱を建ておわったら、支柱とブロックの穴の隙間をモルタルで充填していきます。

予想外に隙間が狭かったので、普通の砂を使用したモルタルでは途中で詰まってしまって

十分に隙間に充填出来ないだろうと思うので、砂は目の細かい珪砂を使用します。

無収縮のグラウトがあればバッチリですが

今回はすぐには手に入らなかったのでモルタルで。

モルタルで支柱の隙間を固める

早速モルタルを練っていきま~す。

まずは珪砂を一杯半。

続いて

普通セメントを一杯。

今回は水の多いトロトロのモルタルを作るので、セメントは多めの1:1.5のモルタルを作ります。

セメントが1杯と珪砂が1杯半で混ぜます。ちょっとだけ珪砂が多めです。

水を入れる前にセメントと砂をよく混ぜておいてから、少しずつ水を入れて混ぜていきます。

結構トロトロにします。

いい具合にトロトロになったら、隙間に充填していきましょ~う。

ちょっとずつモルタルを穴に入れたら、バンセン(針金)を曲げただけの武器を使って

隅々までモルタルが充填できるように何回も突きます。

何回もチョコチョコとバンセンを挿しているとモルタルがもう入らなくなります。

そうなったら柱の周りのモルタルを平らに均して完了です。

今日はもう続きが出来ないので、道具を片付けてビールタイムの始まりです!

DAY2

DAY1は糸を張る丁張用の支柱を建ててモルタルを充填しました。

しっかり固まったと思うので、支柱の上に糸を張ってから間の支柱を建てていきます。

支柱を建てていきます

板を支柱にビスでとめて、その板に水糸を張っていきます。

見えにくいけど、こんな感じで張りました。

結構ピンピンに張ったほうが良いです。

この水糸に合わせて支柱を建てていくと、まっすぐに支柱が並びます。

水糸に合わせて支柱を建てる

さっき張った水糸に合わせて支柱を建てていきます。

前後の垂直は水糸に合わせて、右左の垂直は水平器で合わせていきます。

キャンバーをとんとん叩いて垂直に固定していきます。

こつこつと黙々と全部の支柱を建てていきます。

ブロックの穴に支柱を建てたときに支柱の高さが水糸より高い時は支柱を少しカットして、水糸より低いときは中にちょっとだけ砕石を入れたりして高さを調節します。

このとき注意しないといけないのが、ブロックの穴に砕石を入れ過ぎた場合取るのが大変。

もし入れすぎた場合はトングを使って取ると取りやすいかも。

モルタル充填

モルタルを練ってブロックの穴をモルタルで充填していきます。

今回もセメント1と珪砂が1.5で1:1.5のトロトロのモルタルを練ります。

隙間にモルタルを詰めていきます。

わが家の息子も参戦です(笑)

3本ほど詰めたら、どっかに遊びに行ってしまった・・・。

黙々と作業を続けてやっと完成~!

おお~~!

いいですねぇ~~!

ピシッと真っ直ぐ並んでますね!

黒い感じも良いですね~!

固定用のキャンバーはモルタルが固まってから取り外して、取り外した後の穴はまたモルタルを入れてきれいに仕上げします。

板を張るのが楽しみですねぇ~。

今日の作業はこれでおしまい!

DAY3

今回はようやく柵板をとりつけます!

さっそく始めましょう!

板を張る前に問題発生!

さぁ板を張りましょうと思って支柱を確認してみる。

あれ?

曲がってる?

まさかの!支柱が曲がってる!

お隣さんの物置の縦筋に合わせて見ると・・・。

わかります?

曲がってる!

間違いなく曲がってる!

この時この杭が届いた時の梱包が、異様に厳重にバンド止めしてあったのを思い出す。

多分このプラ杭は反るから反り防止のために、バンドでグルグル巻きやったんかなと。

ちょっとショックを受けつつ、直射日光浴びて暖かくなった支柱をグイッと曲がった方向と逆に押してみた。

結構簡単に曲がる!

ちょっと反対に曲げたままにしてから手を離してみると・・・。

戻った!(笑)

結構簡単に戻った!

他の支柱も確認してみると、2,3本曲がってはいたけど手で押したらすぐ直った。

曲がった方向は境界の方向ばっかり。

お隣さんの方とかわが家のほうには曲がって無かった。

ロープ通す用の穴のある方向に曲がってました。

何かそんなクセでもあるんでしょうか?(笑)

これは早く柵の板を張らないと、また曲がってしまう!

急いで板を張らねば!

柵板を張っていきましょ~

まずは柵板の加工からやっていきます。

今回柵板に選んだのは、杉の野地板

杉で作りたかったのと、腐ったりしたら安価にすぐ手に入る材料が良いかなと。

支柱は腐らないので、板は悪くなったところだけ張り替える予定です。

張替えないでも良い材料はべらぼうに高いので。

野地板のケバを取る

10.5センチ幅で12ミリ厚の長さが2メートル。

1枚当たり100円ちょっとくらい。

当然ケバケバの材料なので、ケバを取るためにランダムサンダーで削っていきます。

ここで強力な助っ人!嫁さん登場~!

野地板のケバを取っていきます。

そんなにツルツルにはしませんが、見栄えが良いように。

板に塗料をぬっていきます

ケバを取ったら一回目の色を塗っていきます。

嫁さん頑張ってますねぇ~!

夫婦と子供も一緒に、みんなでやるDIYが一番楽しいですね。(笑)

塗料は大谷塗料のバトンを使用してます。

わが家の屋外の木部は全部これで統一しようと思ってます。

DIYで建てた倉庫もこの塗料で仕上げてます。

良い感じでしょ~!

色はミディアムブラウン。

人と環境に優しい浸透型の塗料です。

倉庫とウッドフェンスとウッドデッキに使う予定だったので、16ℓ缶を購入しましたが、ウッドデッキに使用する分が足りなさそうなのでもう1缶を購入予定です。

ちょっとずつ買うと割高になってしまうので、メンテナンスのためにも16ℓ缶です。

子供にペンキ塗りを頼んだりすると、結構ペンキの減りって早いんですよ~(笑)

板を切っていきます

ペンキが乾くと板を切っていきますよ~。

まずは小口を直角に切ります。

買ってきた材料は小口が結構雑に切ってあるので、きっちり直角に切っていきます。

この時、丸のことジャスティーを使います。

この丸のこ定規のジャスティーがすごい便利なので、DIYする一家にはぜひ一台という代物!

これは一回使うとやめられません(笑)

直角から好きな角度まで、誰でも簡単に上手に丸のこで切れるようになる便利な道具です。

僕もこれ無しで切るのはちょっとドキドキします。(笑)

この定規に合わせて切るだけで、ばっちり切れます!

ここで板を切るときのちょっとしたコツです。
板を切るときは要らない板の上で切ります。
切る板の厚みより少しだけ丸のこの刃を出して切るようにします。

こうやって切ると丸のこの刃が材料に挟まれて、キックバックして怖い思いをすることはありません。

常に丸のこの刃は全開で、厘木を下に敷いて切っていると怖い思いをすることも多いと思います。

安全作業が一番です。

小口を切ったらきれいな小口になりました。

切る前

切った後

片方の小口が切れたら、板の長さの2.0mを測って反対側を切ります。

これできっちり2.0mの柵板が出来ました。

何枚か張ると長さが伸びてきたりするので、現物に合わせて測って切るようにします。

切った小口にも防腐塗料を塗っておきます。

小口の防腐塗料は重要なのでめんどくさがらず塗るようにします。

板を張っていきますよ~

ある程度板が切れたら、張っていきます。

板をとめるビスは海も近いこともあり、耐久性を考えてステンレスのビスを使います。

普通のコースレッドより高いですがやっぱり耐久性はステンレスです。

支柱を建てるときと同じように水糸を張ってから、それに合わせて張っていきます。

板を張るときは、上の段と同じ支柱に板の継ぎ目が来ないように互い違いになるように張っていくようにします。

板の継ぎ目が支柱の中心にくるように調整しながら張っていきます。

あとはひたすら、黙々と張っていきます。

板と板の間は10cm空けてます。

あんまり反っている板は短く切る時に使うようにして、長い板はなるべく真っ直ぐな板を使うようにしました。

そんなこんなで柵板張り完了~

ビスの打ち忘れが無いか確認したら完了です!

良い感じですねぇ~!

この隙間が良い感じですよねぇ~!

なかなか思ったように行かないこともありましたが、何とか無事に完成しました~!

後日もう一回ペンキを塗ろうと思います。

まとめと反省

プラの角杭でウッドフェンスを作ってみたまとめ

  • プラ角杭は丸のこで切れる・加工できる・ビスが効く
  • プラ角杭は反るので日のあたる場所に保管しない
  • □60ミリの支柱を使用するときは基礎ブロックの幅は150ミリにする
  • 杭の長さは1.2メートルにしてブロック天端から90センチの高さのほうが良いかも(長いと反るし、真っ直ぐにするのにコツがいる)

今回はやってみないとわからないことが、いっぱいありました。

ちょっと杭が長かったかな~というのが一番ですかね~。

でも上手く出来たと思います。(笑)

まだフェンスが必要な箇所があるので、作戦練らねば!

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